-若者と地域をつなぐプロジェクト事業-
『国語・算数・理科・デザイン!』とは?
秋田の高校生をはじめとした若者たちにとって、地域を素直に“見ること(観察)”を通して、地域を実感し、
地域に寄り添う気持ちを育むことはとても意味のあることだと思います。自分の正直な視点や気持ちを携え、
地域に向き合った先に、自分が「表現・メッセージしたい」と思ったことを、自由なカタチに実現してほしい。
本プロジェクトは、自分の中に“地域”を実感し、“地域への気持ち”を蓄積・昇華させていくための場であり、
“地域”というものについて、たくましく悩み続けるための過程(時間)そのものです。
-若者と地域をつなぐプロジェクト事業-
2022年のテーマ
『食べる』を
観察する旅へ
『冷蔵庫』には、飾らない家族の毎日が詰まっている。
卵、マヨネーズ、牛乳、納豆、味噌などなど……、何気なく営まれていた『冷蔵庫』の中の世界は、私たちの日々の暮らしのなかで意図せず、静かに形作られていく。一方で『冷蔵庫』の外側の世界(扉)にも、ゴミ出しのスケジュールや今週やらなければいけない事のメモの紙切れ、はたまた大切な家族写真などが無造作に貼ってある。こうして私たちの暮らしが営まれていく過程において、その存在感をあらわにしていく『冷蔵庫』という存在は、家族の暮らしが育んだ一つの作品かもしれない。
これまで『国語・算数・理科・デザイン!』では、「通学路」や「笑い」などを観察のテーマとして設定し、自由なカタチで表現・メッセージするプログラムに取り組んできました。そうして今年、参加者の皆さんに観察していただくテーマは、ズバリ『食べる』です。
誰もが食べる。毎日食べる。日常で当たり前すぎるから、考えもしない。でも『食べる』には一人一人の個性がある。食べることを観察すると、地域との関わりが見えてくる。仲間と取り組む半年間を終えたとき、あなたの『冷蔵庫』と『食べる』ことは、もっと大切になっているはず。