じゃがいもが大好きで、仲良しの農家さんの畑に3種類の苗を植えさえてもらった。スーパーで苗を買って、黄色、赤色、紫色のじゃがいもを植えてみた。
赤色のじゃがいもの成長がよく、たくさんの実がなった。黄色は普通で、紫色は実がならなかった。苗が弱っていたみたいだ。
60kgの米袋に2つほどの赤色のじゃがいもが採れたので、近くの古本屋の爺さんにおすそ分けした。小さなビニール袋にいっぱい入れて持っていった。後日、蒸したり炒めて食べて美味しかったとお礼を言われた。
それが1年前の話。今朝、挨拶にいったらじゃがいもが入ったスープを食べさせてくれた。たまねぎ、人参、しいたけ、じゃがいもにとろけるチーズが沈んでいる。コンソメ味のスープに1口サイズのじゃがいもがしっとりと美味しい。旬のじゃがいもの味だ。
お礼を言ったら、「それ、君がくれたじゃがいもだよ」とのこと。去年あげたじゃがいもを2つ3つ残して、種芋として今年植えたら豊作だったそうで。そして、昨年の芋より綺麗な形をしている。
「土と芋の相性があっていたんだろう。たっくさん採れたよ。」
美味しさとちょっとした悔しさが混じったスープだった。
嫉妬するお礼があるなんて思いもしなかった。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:柳澤龍|一般社団法人ドチャベンジャーズ)