お店で買い物をすると、チラシをもらうことがある。
おすすめ商品や、新商品を告知するものだ。
新聞に折込であるチラシは特に綺麗で見やすい。
商品の写真と値段が大きく印刷されていて、
もともと気になっているものがあれば、すぐに目に飛び込んでくる。
チラシを作っている人の顔はあまり見えない。
あくまで商品が買う人にとってどれだけメリットがあるか、
価格が安いのか、効能があるのかしか書いていない。
チラシを読むとき、自身が消費者であることを強く意識させられる。
でも、秋田市の酒屋にいくとチームメイトというか、趣味を共有できるファンとして仲良くしてくれるお店がある。”菅久商店”というお店だ。
普通の酒屋でお酒がたくさんあるのはもちろんなのだけど、それ以上にお酒について紹介するPOPが所狭しと貼られている。気さくに店主が、今飲んでほしいお酒について、酒蔵とのやりとりなど他愛もないことを話しながら紹介してくれる。
そして、最後に渡されるのがこの菅久ニュースだ。
お酒はラベルだけ写真で。所狭しと詰め込まれた文字。
多彩な色に大きさに背景色にフォントの種類も多々あって。
なにより、どのお酒の紹介も店主の思いが盛りだくさん。
どのお酒もこの文章を読むとファンになってしまう。
チラシ一枚とっても、「消費者」にさせるのか、
または「お酒のファン」にさせるのか、
デザインが伝える印象って違いますね。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:柳澤龍|一般社団ドチャベンジャーズ)