しましゅんです。こんにちは。
少しずつ、人の移動も増えてきて、いよいよ20代も本格スタート…な気がしています。
先日、遠出する機会がありまして。新幹線にあるこの「くぼみ」に注目しました。
新幹線に飛行機、そしてバスetc…くぼみの存在を見たことがある人はきっとたくさんいると思います。
そして、みな一様に、ペットボトルをなんとなく置いてしまうはず。
では….そもそも、ここが「ペットボトルを置く場所」なんて、座席のどこに書いてあるでしょう。やれ、コンピュータの打鍵音に気をつけてとか、ここよりもよっぽど目立つ赤色のボタンに「これはSOSボタンです」と書いているのに、なぜ、一見よくわからないこの「くぼみ」の存在を示す説明は一切ないのでしょう。
(そういえば、これが「テーブルである」とすら、どこにも書いていないですね。)
くぼみにペットボトルを置くこと….
これは本当に「あたりまえ」なのでしょうか?
このくぼみがあることによって、
なぜか、人々は自然とここにペットボトルや缶を置くように導かれている。これは、研究しつくされ、人間に溶け込んだ、まさに「デザイン」だと思います。
そして、新幹線の振動の大きさと合わせて、きっと綿密に計算され尽くされているのだと思うのですが、中身が入っている缶やペットボトルがここから落ちることはめったにないことがもう一つ。こんなに、溝が浅いのに……ですよ。
まちは、デザインにあふれています。
もうひとつ紹介させてください。とあるコーヒーショップに行ったときのこと。
シュガースティックやらメニューが乗っている台の高さは、ちょうど、飲み物のカップが隠れる大きさになっているんです。ぴったり。
この全国チェーンは、数多くのコーヒーショップのなかで、コロナ禍で売上を伸ばした数少ないチェーンだそうです。コーヒーショップで客は何をしているのか、何が求められているのか、徹底的に研究したのでしょう。私もありがたく、書類を広げたり、新聞を読んだり、打合せしたりさせて頂いていますが、このテーブルの下に水を隠すことで、万一の事故を防ぐことができています。
「国語、算数、理科、デザイン」に関わって、こんな「日々のあたりまえ」に感動することが増えました。それは道徳的なものに限らず、その営みで得られる機能にも、経済的な価値にも、何よりすっきり感、うれしさ、そんな気持ちにもつながっていくのだと思います。「どうせこの台の下にコップ入らないだろな…」と思って、ピッタリの高さだったときの、嬉しさよ。
今年の「akitade」も、もうすぐ折返し。
こんな「あたりまえの奥深さ」、みなさんもぜひ探してみませんか?そして、「おぉ~」と唸ってしまう気持ち、もっともっと共有していきたいです。
ではでは、国語、算数、理科、デザイン!!|執筆 松嶋 駿(しましゅん)