絵の具のパレットの使い方って、学校ではどんなふうに教わっただろう?
きっと、大抵のみんな(僕も含めて)は、
それぞれ仕切られたパレットのマスの中に、
当然のように、それぞれ一つずつ別の色の絵の具を入れて使うものだと、
なんの疑いもなく思っていた(そうするものだと教えられていた)ハズ。
でも、もしかしたら、もうこの時点で、僕らの表現・発想・デザインの自由は
間違った教育のレールを歩いていたのかもしれない・・・
なんて、思わされてしまう、そんな想像的な「パレットの使い方」をする子の
ある制作風景の写真を、本事業の運営担当である「一般社団法人ドチャベンジャーズ」の
柳澤龍くん(通称:ドラゴン)に見せてもらった。

この子の見る世界の「赤」には、数億通りもの「赤」が存在するだろうし、
この子の見る世界の「緑や青」にも、数億通りもの「緑や青」が存在するんだろうと思う。
「赤」は一つではない。「緑や青」も一つではない。
そこを制限してしまうような、想像の現場であってはいけないし、
そこを制限してしまうような「パレットのデザイン」ではいけないのだろうな〜と、
龍くんから見せてもらったこの写真を見て、改めて自分に問いてみたのでした。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:澁谷和之|澁谷デザイン事務所)