「デザイン」というと、
「絵」や「イラスト」を上手に操るイメージが強いけれど、
「デザイン」って、本来は
「言葉」を大事にすることだと、僕はいつも思っている。
某コンビニの男性用トイレ内にて、僕の目に飛び込んできた(突き刺さってきた)
「レジ袋の使用削減」を促すための貼り紙。
ただ「レジ袋の削減にご協力下さい」の一言では届かないメッセージのデザイン。
ちょっと暑苦しいくらいだけど・・・、
この貼り紙くらいの言葉の強度無くしては、本当の「伝わる」は実現できないと僕は思う。
「緊急事態宣言」という言葉の無力さが露呈している今の状況こそ、
今の社会において「言葉をデザインすること」が成熟していないということの確かな証拠。
ここのコンビニの店員さんの方が、
もしかしたら、今のコロナ禍をどうにかしてくれる
「言葉のデザイン」をしてくれるのではないだろうか……と、
「便」を前に、「弁」を思い、期待する。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:澁谷和之|澁谷デザイン事務所)