町議会広報の表紙は五城目の森山山頂からの景色。
金色に田んぼは表紙の半分で、もう半分は可愛らしい3つのスツールがしっかり写っている。
スツールのモチーフは、森山で休憩していく渡り鳥、クマタカ。似ているか似ていないかはわからないけど、目と足があって座面の赤色がくちばしを思わせる。
作ったおじさんは森山をこよなく愛している。薪をスツールにしたり、冬になるとソリをもって山から滑り落ちる”ソリスト”になる。「好きなこと」を体いっぱい表現している人の笑顔は本当に眩しい。
さて、私がこの写真を見て笑ってしまったのは、この椅子が今ではもっと増えているからだ。この山頂にあった1脚の椅子からはじまり、今では10脚くらいに増えている。もちろん作ったのは森山を愛すおじさんに違いない。どの椅子も彼が作る独特の丸さをもっている。
好きはだれにも止められない。純粋にまっすぐに手を動かす人の力に圧倒される。そこにかっこいいも悪いもない。デザインの前にある”作る衝動”を掴む人がここにいる。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:柳澤龍|一般社団法人ドチャベンジャーズ)