こんにちは。しましゅんです。
今回から、YODブログの執筆も担当することになりました。
この機会に、改めての自己紹介と、仕事と「デザイン」の関係に少し触れてから、本題に入ろうかな。
私は、(8月の説明会をはじめ)Youtube配信の技術設計・配信の仕事をメインにしながら、パソコンのソフトを作ったり、Webサイトを作ったりしています。
もともと、小中学校での一番の苦手教科は、「図画工作」と「美術」でした。
もともと「デザインってセンスないとできないっしょ」とか思っていた私ですが….
「国語、算数、理科、デザイン!」が始まって1年半、最近になって、ようやく、これら一見デザインに関係なさそうな(?)仕事…というか、世の中のあらゆる仕事が「デザイン」につながっていると感じる機会が増えてきました。
デザインという営みは、「他者をどう想像して、どうことばにすることか、考えること」じゃないかと、思います。
案外、毎日やってることなのかもしれません。
名前もいらないのかもしれません。
ただ、そんな日常の営みに、「デザイン」なんていうカッコイイ言葉がつくおかげで、うまく他者を想像できたときに、「俺今日デザインしたわ~笑」とかこつけて満足できる気がしています。
そんなことを、この1年半、考え尽くしてきました。
さて、前置きが長くなりました。そんなわけで、私はこのブログで、日常に潜む「まちのデザイナー」を、たくさん探していきたいと思います。
第一弾はこちら。某秋田市内の商業施設にあった張り紙。
この張り紙があることで、一刻も早く個室に駆け込みたいであろう諸君が、ヘルプデスクにいったり、フロアマップを探してエスカレータの周辺を右往左往する必要がなくなるわけです。この優しさの塊よ。
トイレに駆け込む人が一番見るところに、身長176cmの私が首を曲げずとも見える高さに張っていて、「5F」と「8F」が色を変えて示されていて、ほかの広告が周りに一切貼られていない。
この場所のトイレが少ないこと、数多くの人が今まで階段を上り下りしていたであろう、その観察の結果と、共感の気持ちを、A4 1枚にギュギュっと詰め込んだんだろうなあ、、、なんて、考えてしまいます。
人間なら、トイレにいきたいのに近くに無いときの絶望感、誰でもわかるはず。
「観察」があって、「共感」があって、「デザイン」につながる…このことの、一番身近なテーマかもしれません。
一見、「当たり前の日常」かもしれませんが、この張り紙を見て、「いや~デザイナーだなぁ~」とか、「優しいな~この張り紙作った人」とか、ある意味「いちいち」ツッコミをいれるようになって、なんとなく毎日が楽しくなった気がします。
こんなふうに、まちのすべての仕事に、「デザイン」は潜んでいると思っています。ちなみに、私が一番、仕事でデザインを意識するのは、チラシやWebサイトの制作ももちろんそうなのですが、やっぱり「現場での養生」です。人がケーブルに足を引っ掛けるのは全部自分の責任!という覚悟を決めて、乳幼児が走り回っても安心・安全の放送卓を組むことに、命を賭けています。笑
さてさて、他にまた観察したら、すぐ投稿しますね。ブログって、やっぱり初回が一番長くなるんでしょうね。10年経っても変わらない性分です。
それでは、「国語、算数、理科、デザイン!」/投稿 松嶋駿(しましゅん|スタジオSSB)