普段、横になりながら、ぼんやり考えごとをしていたり、
「疲れたな〜」なんて言って、ぼーっとしていたりする時に、
僕たちが無意識に観ているもの、そう、それは「天井」。
幼い頃、風邪をひいて熱を上げた時、
おでこに冷たいタオルをのせられた状態で
ずっと見上げていた「天井」のこと。「天井の木目」をずっと目で追っていた記憶。

以前、プロダクトデザイナーである深澤直人さんが、
「病院という空間は、天井のデザインを考え直すべきだ」
というようなニュアンスのことを、何かの記事で言葉にしていたのを記憶している。
まさに、風邪をひいたり、病気で苦しんでいたり、ヒトが “弱い状況” にある時の
精神的な支えとなるデザインの本質は、
そんな「天井のデザイン」というような、盲点・観点にあるような気がする。
ウィークポイントに機能するデザイン……、弱いところに寄り添うデザイン……
今日もそんなことを、横になり、天井を見上げながら、ぽつりぽつりと考えています。
ではでは、国語・算数・理科・デザイン! (投稿:澁谷和之|澁谷デザイン事務所)